とあるお宅の倉庫サイトのブログ 【最近:自分の創作におぼれている!▼】
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昼と夜の狭間
・デイタイム=ピート
陰陽で言う「陽」を司る「神」。一般には昼、太陽の象徴とされることが多い。
聴くものや響くものすべてに、あまねく力を分け与える「声」を持っているが
明るい気質と有り余った力が災いして、常に喋ったりしているため
無条件に分け与えられすぎた力を使いこなせず、持て余す者も星の数ほど居る。
与える力はただの力であり、消費の仕方は全くもって本人の自由、つまり
無償の愛でも、親切の押し売りでもある。
しかしピート自身は別に下界のためではなく、隣り合うのに届くことのない
夜の存在であるリナイトに向けて、彼から届く音色に歌声を返しているだけで
下界の者たちにいくら嫌がられようがいくら喜ばれようが、一瞥だけでどこ吹く風。
存在は能動的。自ら変化を起こす。
・ダーク=リナイト
陰陽で言うところの「陰」を司る「神」。こちらは一般に夜、月の象徴とされる。
月を模したペンダントを首に掛けており、それを楽器に変化させて音楽を奏で
その音色で迷う人を導く「こともある」。当然、導かないこともあるのだが。
「月」の音色は元来、ピートの「声」とは反対にすべてから力を奪う効力があるが
力を奪われると、取り返そうと追い求めて「月」に寄り集まる者や
持て余した力を奪われることで、身の丈に合う程度に落ち着く者も居ると言い
導きはそれらの副産物、とする説もある。
昼が動くことで夜が動く。ゆえにこちらは受動的な性格もある。
昼の否定が夜、その逆もまた然りであり、どれだけピートが頑張っても交わらないが
昼と夜自体は相容れないのにもかかわらず、真昼にも欠けながら月が現れるのは
陰である方のリナイトの「月」の奏でる音色が、昼であるピートの元まで届くものの
遠い太陽(≒ピート)に近付くにつれて音がかき消えて行くため、とする神話がある。
逆に夜になる時、空へ光が伸びるのは
ピートが彼の旋律に返す歌を唄っている、と記す書もある。
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