とあるお宅の倉庫サイトのブログ 【最近:自分の創作におぼれている!▼】
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「ライ」
「なあに」
「ライはどうしてみんなに信じてもらえないの?」
「しらない」
「司祭さまが、ライはうそつきだからって言ってたよ」
「ふうん?」
「……ライ、くやしくないの?」
「あんまり」
「うそつきって言われてたんだよ」
「みたいね」
「‥きっと司祭さまがうそつきなんだ」
「……待って、何言ってるの」
「だってライはうそつきじゃないもん」
─知ってる?
─お日さまは動かないの。
「地面が動いてるって習ったもん」
─お月さまはずっと真ん丸なの。
「日食の新月だって真ん丸だったもん」
─虹色は七色じゃないの。
「虹は七色よりもっとたくさん色があったもん」
「ライは、ライは」
「やめて」
「ライはうそつきじゃないッ!」
---
正直者が嘘つきを正直者だと言ったら、本当の嘘つきは誰になる?というお話。
「なあに」
「ライはどうしてみんなに信じてもらえないの?」
「しらない」
「司祭さまが、ライはうそつきだからって言ってたよ」
「ふうん?」
「……ライ、くやしくないの?」
「あんまり」
「うそつきって言われてたんだよ」
「みたいね」
「‥きっと司祭さまがうそつきなんだ」
「……待って、何言ってるの」
「だってライはうそつきじゃないもん」
─知ってる?
─お日さまは動かないの。
「地面が動いてるって習ったもん」
─お月さまはずっと真ん丸なの。
「日食の新月だって真ん丸だったもん」
─虹色は七色じゃないの。
「虹は七色よりもっとたくさん色があったもん」
「ライは、ライは」
「やめて」
「ライはうそつきじゃないッ!」
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正直者が嘘つきを正直者だと言ったら、本当の嘘つきは誰になる?というお話。